DX推進方針
(1)DX推進の経営ビジョン
当社は、世界各国の政府・研究機関や企業等に分散され、日々、更新される情報を収集しています。その調査・分析にはスピードと正確性が重要となります。
お客様のニーズに応えるために、国内外の情報を迅速に収集することができるようデジタル技術を活用したビジネスモデルを目指しています。
そのために、DX推進に積極的に取り組み、調査・研究方法を改善していきます。
またDX推進は、お客様に必要な情報を提供するだけでなく、社内の働き方も変え、テレワーク環境を整えるとともに、事業継続力強化、情報セキュリティを確保しています。
このようにして、お客様に満足していただけるサービスを提供します。
(2)DX戦略
情報収集能力の向上
デジタルツールとして生成AIやAI翻訳ソフト等も活用することで、迅速に多様な情報を収集します。(収集データは偏向・誤情報を人が判断することで、収集情報の正確性を確保します。)
テレワーク環境の整備
デジタルツールを活用することで、各従業員とのテレワーク環境を整備します。データ管理はクラウドシステムを活用するほかWeb会議、電子契約、労務管理、経理等を実施できるようにします。
この結果、従業員は居住(作業)場所の制約を受けることなく調査に取り組むことができるとともに、国内外各地から優秀な人材を集めることができると考えています。
また、テレワーク環境を整備することはお客様との情報共有を図ることができ、調査内容への信頼性向上や顧客満足度を高めることであるとも考えています。
事業継続力強化
クラウドシステムを活用することで、外部組織によるサイバー攻撃の常時監視と不具合対処体制を整備するとともに、情報セキュリティ体制を運営します。
また、自然災害・感染症の影響を受けた場合でも、従業員間で相互サポートできるデジタル環境とするなど、事業継続力強化を図っています。
①DX推進体制
当社では代表取締役が全体統括マネージャーとして、従業員全員でDX推進に積極的に取り組みます。
情報収集の迅速化・効率化のためのデジタル環境整備・改善を推進するとともに、情報セキュリティのため定期的な社内教育を行いつつ、ウイルス感染対策・対処について外部組織と協業することで、社内DX体制強化を図っていきます。
②ITシステムの整備
各従業員には、会社専用パソコンを支給します。クラウドシステムを活用することで情報セキュリティを確保しつつ、必要な情報共有を図り、Web会議等で迅速な情報交換・意思決定を促進していきます。
また、調査・研究を効率的に推進するためのデジタルツール導入やデータベースアクセス環境を整備するとともに、環境と情報保全に配慮したペーパーレス化を推進します。
(3)DX戦略の達成度を測る指標
戦略の達成状況に係る指標として以下の項目を設定します。
- 従業員数に対するパソコン支給率
- 面談を含む会議開催回数に対するWeb会議の開催割合
- 会議開催回数に対するペーパーレス会議の開催割合
これらの身近な指標から、調査・研究環境の整備状況、迅速な情報交換・意思決定の効率的な運用状況、情報セキュリティの徹底度などの傾向が判断できると考えています。
(4) DX戦略の推進等のための情報発信
当社はこれまでもデジタル環境の整備に取り組んできました。しかし、国際情勢の急激な変化は調査すべき情報の多様化・増大化を招いており、より積極的なDX推進が不可欠と認識しております。
その一方でAI技術の発展に伴い偏向情報やフェイクニュースなどが巧妙に混在するようになっているため、収集情報に対する判断能力が極めて重要となります。
判断能力向上のためにも、DX戦略を推進させ、収集した情報を「人」が検証できるデジタル環境を整備する必要があると考えております。
なお、今後のDX戦略の進捗状況についても本ホームページで情報発信を行って参ります。
さくら野総合研究所 株式会社
代表取締役 淺野 陽一郎